- 敷地面積
- 94.72㎡
- 建築面積
- 39.69㎡
- 延床面積
- 72.31㎡
- 構造
- 木造 2F
- 竣工
- 2010年12月
- 構造設計
- Re-Live 早川 静
- 施工
- 吉野建設株式会社
- Photo
- 大塚泰子
都心の閑静な住宅街の中の旗竿敷地。周りは4方隣家に囲まれている上に道路からのアプローチ部分を除いた面積は約20坪とかなり厳しい条件。それでも家族4人が快適に暮らす家になるよう、悪条件を逆手に取り暮らしやすさと個性にかえることをコンセプトにしました。
建物が建てられるエリアは道路から奥まっているのでプライバシーの面で安心してデッキを設けることができ、建物は道路から見えにくくなるように寄せたのでより安心です。これによりバルコニーに面する壁面は吹き抜けとし、思い切り大きく開口部を設け、明るく開放的な空間が生まれました。
また旗竿敷地ならではのアプローチも重視しました。道路から細い通路の先に木製のオリジナル門扉を設け、その先にはどんな空間があるのだろうかという期待と興味を持たせることができます。
1FのLDKはバルコニーとつながり一体感のある空間とし2Fへはこの家のオブジェともいえる螺旋階段でつながっています。2Fは寝室やWIC、学習スペースなど全てがつながっています。WICは各部屋に設けず1つだけ大きいものをつくり家族みんなで共有します。こうすることで家事導線はシンプルで生活も楽になります。
家族みんなの気配を感じられるオープンなつくり。子供の成長に合わせて間仕切りをつくっていく計画。家族の絆を深める住宅をつくりました。
また、ローコスト住宅という課題にも取り組み、
外構、オリジナルキッチン、オリジナルテーブル、全ての設備機器含め、1700万円台で完成させました。
- メディア
- ・「はじめての家づくり」No18(主婦の友社) 2011/5
・「最高に心地のいい家」はこうつくる!主婦の友社2012/6
・「最高の家をつくる「間取り」のコツ112」(主婦の友社) 2014