女性建築家 大塚泰子の建築デザイン事務所 「ノアノア空間工房」
2011年10月 8日 小さな2世帯ハウス 掲載 |
データ
東京都渋谷区
敷地面積 49.58㎡
建築面積 28.17㎡
延床面積 70.46㎡
構造 RC 3F
竣工 2010年8月
意匠設計 ノアノア空間工房
構造設計 範建築設計事務所
施工 吉野建設株式会社
PHOTO 大塚泰子
代々木の閑静な住宅街の一角の小さな小さな2世帯住宅です。
1Fにご両親、2・3Fに若夫婦が住む設計で、法規上最大限の床面積を確保しました。
どんなに小さくても光と風を取り入れ、豊かに暮らすことができます。
住宅は機能的な箱というだけではなく、美しく心が豊かになる玉手箱でなくてはなりません。
人をもてなす空間としてもしっかり機能しているLDK。
お料理をしながら会話ができたり、お料理を手伝ったりとコミュニケーション力も抜群です。
荷物も必然的に少なくなりますから、物を吟味して選ぶ・買うという習慣ができて
私は人としても魅力的になるんではないかと思っています。
こちらのお施主様も正にそんな方達でした。
このスペースを上手に活かし、すっきりと暮らしていらっしゃいます。
何か買うときは一つ一つ吟味しながら購入するとおっしゃるお二人は、とても楽しそうに見えました。
豊かに暮らすために広さは関係ない。
住宅には人の個性、哲学が反映されると思います。